2015年12月31日木曜日

フォグランプの修理(CIBIE)

車に後付けしていたフォグランプが点かなくなっていました。

リレーのスイッチが無線なので、その辺の故障ではないか思い、手元の送信側スイッチ類を調べましたが問題なさそう。
ただ、リレーが反応してませんね。カチカチ音がしません。

どうも受信側の無線リレーユニット周りが怪しそう。

何か焼き切れてる!
無線リレーユニットを外して中を開いてみると、何かの端子が焼き切れているようです。

線に錆が見受けられるので、線が腐食して抵抗値が上がり、その結果焼き切れたのかな?

それにしても、この切れたパーツは何だろう?

・・・調べてみたらダイオードの様です。
ダイオードの特性として一方向にしか電気が流れないので、逆流防止なんかに使われていますね。

んで、このダイオードの型番は何だろう?

読めん・・・(汗
実物を取って見てみましたが・・・読めん。
型番が焼けたりしてて読めんぞ!

周囲のダイオードを、ありとあらゆる方向から
観察したところ、1N4004 という物と推測。

型番は分かった!が、しかし、これを買いに行くとして、取扱い店は無線屋さんくらいしか知りません。
知ってる店はどれも遠いので、ダイオード1個買うのに車を走らせるのもなんかね・・・。

ネットで注文しようか。
メール便なら車を出すよりはるかに安いもんね。


届きました!
注文品の到着予定日は年明けでしたが、何とか年内に届きました!
中国から!

1個で良かったんですけど、こんなに届きました!
中国から!

でも126円だからいいです。

まぁいいか。
元のダイオードより線が細いような気がしますが、仕方ありません。

とりあえず付けてみましょう。

何という事でしょう!困ったことに焼き切れていた方の基盤の穴は、パターンが切れているようです。
被覆を削って露出させたパターンにリード線を寝かせて接触させ、無理矢理はんだ付け。

ヘッタクソな玉はんだになりましたが、まぁいいでしょう。

早速、動作チェックしましょう!

直った!
外してあったカプラーに無線リレーユニットを装着。

点灯スイッチを入れると・・・

アイヤー!ナオタアルヨー!!

先日の早朝濃霧の時に、フォグランプ点かなくて気持ち悪かったんですが、これでもう大丈夫!

新しい中華ダイオードの線が細かったのが若干気になりますが、電流に耐えられない様ならまた焼き切れるだけでしょう。

いやはや、無線リレーユニットが修理できるくらいの構造で良かった。
20年くらい前の製品だから、比較的構造が分かりやすくて助かりました。
最近のチップタイプのダイオードとかを使った、集積率の高い構造だったら、手が出せませんでしたよ。

一年の締めくくりに良い修理が出来ました。

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