2022年5月24日火曜日

トラクターの後輪アクスルからのオイル漏れ修理

 先日に田植えも終わり、機械の片付けもほぼ終わりかけた頃、トラクターの右後輪の付け根からオイルがポタポタ滴っているのを発見。
農機屋さんに連絡すると「わかりました」旨の返答があり、後日部品が届けられた。


 え?何で部品?

 あぁ、図面ですね。
ありがとうございます。
オイルは80番ね。
20リッターが2本要るな。

って、いやいやいや!
私がするの!?

また「自分でするんじゃろ?」のパターンである。
そりゃまぁ、修理のお願いをしたら結構な金額がかかるのはわかるんだけどね。
 まぁいいや、何とかなるだろう。

 本日、吉日。休日で毎日がエブリデイ。
時間が取れたので、アクスルオイルシールの交換をすることにします。
ギヤオイルを抜き、タイヤを外し、ボディマウントを外し、アクスルカバーのボルトを全て外す。
パーティングラインはタガネを打ち付けると、液体ガスケットが剥がれてごっそり取れました。
 アクスルシャフトの突先にベアリングが付いているのですが、これってプーラーで取ってもいいの?ベアリング壊れたりしない?ということが不安だったので、農機屋さんに連絡してみたら、直接来てくれて色々と適切な手順を教えてくれた。ありがたい。
 この後はその手順に従って作業をしよう。

 プーラーでベアリングを外し、ワッシャーとCリングを外す。
それでギヤが抜けるので、その後カラーを抜くと最後のベアリングと目的のオイルシールにたどり着いた。こんな構造だったんだ。
 アクスルシャフトに固着したオイルシールのインナーが付いたままなので、バーナーで炙るとゴムが溶けて抜き取りが容易。

 最近暖かくなってきたのと、その質量で熱したシャフトがなかなか冷えない。熱膨張と新しいオイルシールへのダメージを防ぐため、水道水でシャフトを冷却する。

冷えたらしっかり水を切り、組み立てに移る。
なんか料理の解説見てるみたいになったな。


 カバーにオイルシールとベアリングを入れ、シャフトを通す。
が、しかし、圧入すべき部分があるので、木を咬ませて叩き込んでいく。このベアリングは結構丈夫らしい。

 外してあった部品を順番に組付けていき、最後に天辺のベアリングを圧入したら、アクスルカバーとシャフトの組み立ては完了。

今度はコレを本体に組付けていかなければならない。
本体から突き出ているドライブシャフトが割りと曲者で、カバー側のベアリングに刺さっているので、カバーを外すときに下手をして抜けると奥の2重スプラインと合わなくなって入らなくなったりするらしい。教えてもらっていてよかった。

 合わせに液体ガスケットを塗り・・・過ぎたかもしれないけどまぁいいや。
周囲のボルトを順繰り締め込んでいけば、中のベアリングやシャフトの圧入が出来ているようで、いい感触が伝わってくる。後はタイヤを取り付けてやれば、片方終了!

そうだ、まだ片方あったんだ・・・。


 とは言っても、一度やった手順なので試行錯誤しない分作業効率は早く、あっという間に交換終了。こっちはオイル漏れしてなかったんだけど、劣化部品は左右同時期に交換しておくのがいいね。

 さぁ、ギヤオイルを入れたら作業完了だ!約30リッターいるのか。オイルジョッキが3リッターだから・・・10回入れるのか・・・。
最後の量はゲージを見ながら調整し、これで本当にオイルシールの交換作業は終了だ!

修理作業は嫌いじゃないけど、やったことないのをするのは無駄が多い分疲れるもんだ。

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