2014年8月11日月曜日

中世の日本へ!の巻

台風一過!
晴天とはいきませんが、雨風共に収まりました。

県堺の頂点を結ぶと!!!
岡山県は昔から災害の少ない土地柄で、地震や風水害の少なさは全国トップクラス。
皆無ではありませんが、他県に比べたらたかが知れています。
「晴れの国 岡山」とはよく言ったもので、あるとしたら干ばつくらい。

これは「岡山」の名が示す通り、なだらかな地形に、周囲を九州・四国・紀伊・中国の山脈に囲まれているためで、かなり他県の地形に助けられています。

地震に関しても、広域にわたって強固な岩盤があるため、そういった心配が少ないです。

決して写真の様なオカルト的な力で守られているわけではありません。

お蔭で今回の台風11号でも大した被害もなく済みました。
でも、逆に言うと災害が少ないから備えが不十分とも言えますので、現状を楽観はしない方が良いのかもしれませんね。
何かあったら凄く脆弱そう。いや、絶対弱いぞ。


魔法神社
さて、天気が回復したので出かけてみようと思います。
今日は、美星の天文台を目指します。

近道をしようと田舎道を突っ切ったのですが、総社市に入ったあたりで有名な「魔法神社」があったので寄ってみます。
何だかファンタジックな名前の神社ですが、そっち系じゃありません。

魔法様というのは南蛮渡来の化け狸で、村人と交流を持っていて、火事や牛馬の守り神として祀られているとの事です。

詳しくは知りませんが、私の地域でも「牛馬の守り神」として石像があったりするので、それなのかな?
今日は私もWR250R(営農用)という鉄の馬を駆って来ているので、道中の無事を祈願しながらお参りを済ませました。
おぉ・・・意外にファンタジックじゃん。

お参りを済ませて少し走ると、雨がパラパラっとしてきました。
ちょっと、魔法様!?さっき、お賽銭あげたじゃろ!?


国道180号線まで出たので、近くのコンビニで一休憩。
そこから高梁川を渡り、ひたすら南西に続くワインディングを進みます。
木陰が多いので涼しくていいですね~。

んでもって目的地付近に着いたのですが、天文台へ行く前に「中世夢が原」を見物しようと思います。
ここは鎌倉時代~室町時代の吉備一帯を再現した所で、当時の生活がうかがえるようになっていて、時代劇の撮影なんかも行われたようです。
ちょっとした映画村みたいな感じですかね?

一般的な農家
覗いてみると・・・なんだろう?物凄く知ってる雰囲気です。
外観はともかく、家の中は私の幼少の頃に似通った感じ。
畳を敷いて天井を付けたら、そのまんま茅葺の家じゃん。

電気を引けば、今でも普通に住めるぞコレ。

昭和の田舎って、この頃から大して変わってないのかなぁ。

市場
山城の物見櫓
平日とはいえ、再現した市場なので人は全然居ません。
お土産屋さんとして機能しているようで、飲み物やおもちゃの刀とかを売ってました。

農家をちょっと大きくしたような、当時の武士の家などを過ぎると、山城の物見櫓がありました。

中に入ると木造の三層構造になっていて、ハシゴ並みの急勾配に設置された階段を上っていく事が出来ました。

これはいいです。
秘密基地っぽくて楽しい!
うちの田んぼの高台に一つ欲しいです。

一家に一つ、物見櫓!

さすが天文台がある場所だけあって、櫓の最上階からは360度のパノラマが展望できます。

櫓からの360度パノラマ
弥生住居
櫓があるので次は城主の館です。

さすが城主の館ともなると古式ゆかしい佇まい・・・ってコレ違う!

これは弥生住居だそうです。

脇道があったので行ってみると高床式倉庫に竪穴式住居がありました。

当時の住居跡が発掘されたので、建物を再現したそうな。
入ってみると大型のテントみたいなものなので、屋根が入母屋になっていて、雨風の吹込みを防ぎながら煙を排出出来る構造。
単純に住むというだけなら、よく考えられた構造だなぁと感心してしまいました。
快適性はまぁ・・・アレだけどね。

城主の館
城主の居所である館にやってきました。いわゆる平城って感じですかね?
櫓門に板塀で取り囲まれ、建物の外観は・・・ちょっと昔の田舎の家っぽい(笑
外観をこの館くらいにして内装を農家っぽくしたら、昭和に残った農家っぽくなります。

昔の珍しい雰囲気を味わいに来たら、えらく懐かしい雰囲気を味わう事になってしまいました。
でも考えてみれば、家って補修しながら100年くらいは保ってきたんだろうから、建物自体が大きく変化したのは、ここ数十年の事なんだろうね。


美星スペースガードセンター
さて、すぐ隣に来ただけなのに雰囲気は一変して、宇宙の平和を守るスペースガードセンターです。
衛星軌道上に漂う宇宙のゴミであるスペースデブリは、秒速数㎞というとんでもない速度で飛び交っているそうで、無用な衝突を防ぐため、ここでは宇宙での活動の妨げになるスペースデブリや小惑星などを監視しています。
現在は、ヨーロッパ、日本、ハワイ、アメリカ本土にこういった施設があるようです。

美星天文台
こちらは研究用の観測所。

イベントの際には、大きな望遠鏡を覗かせてくれるみたいです。

個人ではなかなか見る事の出来ないレベルの天体が生で観測できるのは魅力的。

美星は自治体ぐるみで夜間の光の害を抑える取り組みをしていて、より良い観測環境が整えられているようです。

岡山市や倉敷市もそういう条例を作ってくれないかなぁ。
南方の星夜写真を撮る時に、下品な光害が邪魔で邪魔でたまらない。

星空に比べたら人工的な夜景なんてね・・・。

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