2017年6月30日金曜日

変態レンズ

魚眼レンズ。
世間では使いにくい変態系レンズとされているが、登山の際、広大な山頂からの景色を撮ったり、友人の結婚式にコレ一本で望んだりと、私にとってはかなり出動回数の多いレンズだ。

日常の中の非日常を切り取るには、最適なレンズだと思う。

変態レンズ x 2
今まで常用してきたのが、Tokina AT-X 107 DX Fisheye。
NikonのAPS-C用であり、35mm換算で15mm-25.5mmの対角魚眼レンズで、15mmでは180°の撮影が可能。
対角魚眼のズームレンズなので画角の調整ができ、ディストーション効果のある超広角ズームレンズとして考えれば大変面白い。
フルサイズに装着しても17mm付近で対角魚眼として使えるため、蛍撮影ではコレしか使わないくらい。
しかもとても小さく、ポケットサイズなので、ついでに持っていけるほど携帯性も良い。
難点はTokinaならではのワンタッチクラッチフォーカスが未搭載なので、無限遠固定時に触るとフォーカスが動いてしまう。これが惜しい。とても惜しい。

しかし、APS-Cのカメラをお持ちの方には、私一押しのお勧めド変態レンズである。



前玉が大きい
今回新しく導入したのが Nikon AF-S Fisheye NIKKOR 8-15mm F/3.5-4.5E ED。
発売日の今日届いたのでスペックのみの記述となるが、フルサイズ用で、8-15mmの円周魚眼から対角魚眼までのズームレンズだ。
15mm以下では当然周囲にケラレが発生するので、賛否の分かれるところだとは思うが、コンパクトデジカメ時代に Fisheye Converter FC-E8 を所有していた私からすれば、特に問題は見当たらない。
広角なら宇宙ステーションにも行った14-24mm f/2.8G あたりが有名だが、やはり魚眼の魅力のほうが勝ってしまう。

これは円周魚眼と対角魚眼をそれぞれ買うよりもコンパクトであるが、欠点は単焦点より暗いこと。星撮りの際に少々不便を感じるかもしれないが、赤道儀を使わない軌跡の撮影ならば支障は無いだろう。

あとは、前玉がでっかいので、携帯性には欠ける。
円周魚眼時には花形フードを外すのだが、何の保護も無いむき出しの前玉にドキドキが止まらない。

早速撮影に行きたいのはやまやまだが、休日でないと無理なものは無理なので我慢我慢。

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