新型の草刈機が届きました。
赤いな。実にいい色だ。
デモ機はカウンターウェイトステーが黒かったが、このロットは赤いのだな。
早速試運転したいけど、今日は午後から雨模様。口惜しいがお楽しみは明日に持ち越しである。
一夜明け、外を見ると一面濃霧で真っ白。
コレでは視界が利かないしビショビショになってしまう。仕方ないなぁ。10時頃なら晴れるだろう。
改めて試運転だ!
親機用のレギュラーガソリンと、子機用の混合油(50:1)は用意してある。
さぁ、見せてもらおうか、ゼノアの草刈機の性能とやらを。
傾斜を這い摺りながら刈払する苦労が全く無い。しかも早い。
メチャクチャ楽チンである。
眼前には次の作業エリア。あとは私に素養があるかどうかだが。やってみるさ!
足場が悪く左右の安定性が良くないため、カウンターウエイトを引き出す。
刈る方向に距離のない法面は効率が良くないな。長い距離があって勾配のキツイ法面でこそ真価を発揮するようだ。
情けない法面でこの機械を使う意味があるのか!?
次第に刈る距離が長くなり、高効率を実感できるようになった。大体、2m位の距離から飛躍的に効率が上がる感じだ。うん、これはやっぱり作業が早いよ。そのことよりも、作業量に比べて体が楽すぎて戸惑うくらい。
とは言っても、全てが素晴らしいわけではなく、所々気になる部分が見えてくる。
子機格納バケットの端に付いている格納ガイドとスキッドプレートがY字になっているため、進行方向の草を咥え込んでしまい、直進に影響がある。コレはY字を塞げばよいので、後日改造しよう。
長時間運用となると燃料が切れるのだが、いちいち燃料タンクを取りに行くのは面倒である。トラックとの距離は開く一方なのでなおさらだ。予備燃料の携行缶ラックが必要だ。
親機の走行が油圧であるため、スロットルが低いと坂道で勝手に転がり始める。エンジンを切った状態では、パーキングブレーキが無いので注意が必要かもしれない。
同様に軽トラ積載時にロープなどによる固定をしたいが、フックが無いので固定が不便。
まぁ、フックは溶接なりして付ければよい。
調子に乗ってガンガン刈りまくっていたら、刃が2枚飛んでいた。えぇい。当たり所が悪いとこんなものか。
まだ新しい機械なので部品が不足気味とのことだったが、ウイングモア用の刃の長さを切りそろえて応急使用することにした。
慣れてくると、有線サイコミュの使い方も解ってくるので、効率がかなり上がってきた。結局日中で今までの2日分くらいの作業をしたが、身体の疲れは無いに等しい。なんか仕事をした気にならない。スゲェ・・・。
この草刈機を全国の農家に届けてくれよ。
コレは良いものだ。