それにしても気温が微妙すぎる。
気温が低めの割に日差しがあるので、着れば暑いし走れば寒い。
なので、防寒インナーとメッシュジャケットという、変な組み合わせで行く事にします。
さて、今回のツーリングは蒜山インターを起点に、鏡ヶ成を経て大山環状道路を時計回りに一周して鏡ヶ成まで戻ってくるというルートを考えています。
曲がりくねった道が多くて、バイクツーリングにはぴったりですね。
今回のミッション |
蒜山サービスエリア |
今日は風があって、高速道路を走行する負荷がかなり大きいけど、今回は景色を楽むため、風の整流性能が良くて開放感のあるジェットヘルメットで来ていたので、風の影響はあまり考えず快適に行けそうです。
ずん!ずん!進んで、蒜山のサービスエリアまでやってきました。
少し霞んではいますが、天気が良いので大山がよく見えます。
平日の昼間だというのに、結構、観光客がいますね。車は定年退職した人が多そうなんですけど、バイクはそんな風でもない。
私は休みですが、皆さん・・・お仕事は?
人様のことはさておき、缶コーヒーで一服して出発です。
と言っても、蒜山I.C.はすぐそこなので、蒜山大山スカイラインまで一気に行くよ!
蒜山大山スカイライン入口 |
ここに来るまで、牛のフンや蛇を踏みそうになるなど、幾多の困難に遭遇しましたが、幸い無事にたどり着きました。
高原の爽やかな空気・・・と思いきや、この一帯は牧場の密集エリアですからね。
車だとそんなに気にしなかったんですが、大解放状態のバイクは周囲の雰囲気が直に感じられて・・・場所によってはいい感じですよ。
さてさて、ここから先はバイク初走行です。
車では何度も走っているんですが、やっぱりバイクだと軽快です。
WR250R(営農用)は、高回転に振ったエンジンセッティングになっており、6速ミッションのため1速ごとのパワーバンドが狭くて変速が忙しい感がありますが、使える速度域が感覚で分かるようになれば楽しいです。でもやっぱり、タコメーターは欲しいね。
高回転での慣らしも済んだようで、エンジンの全回転域でこなれたフィーリングになりました。
そろそろ、エンジンオイルとエレメントの交換をしてやりたいな。
鬼女台展望休憩所 |
その名も「鬼女台」にやってきました。
どういう云われがあるのか知りませんが、怖い名前の場所ですね・・・。
展望休憩所の店舗では、軽食が食べられるようです。
山間部の尾根を通る道路は、見晴らしが良くて気持ちいいですね~。
そういえば、持ってきたデジカメはスイングパノラマが使えるんだった。今更ながら広い景色を撮ればよかったよ。
今はまだ冬が終わった景色ですが、もう少しして初夏の緑が芽吹くころには、今と違った色鮮やかな眺望が楽しめそうですね。
鏡ヶ成より、大山環状道路を西へ回り始める |
・・・あれ?
戻ってくる予定ルートのゲートが、閉じているような気がしますが・・・多分、気のせい。
気にせず、どんどん先に進みましょー!
烏ヶ山を背に下っていくと道脇に休憩所があります・・・が、出入口の雪が除雪しきれていません。
ふっふっふ・・・・オフ車なら行けるでしょ!ってことで、ズリズリしながら進入してみました。
さすがブロックパターンのタイヤだけあって、すんなり乗り越えられました。
こんな事でもチョットうれしい。
出る時に同じわだちを通ったせいか、リアが雪にはまり込んでスタック寸前。でも、足回りが雪にめり込んでいるため両足が着くので、モゾモゾと2足2輪で出てきました。
あぁ!たのしいぃ!
鍵掛峠より大山を望む |
あぁ~絶景かな、絶景かな。
空は青く晴れ渡り、雲一つ・・・しかない青空です。
大山の谷間に残る雪がコントラストを強調して、山の険しさを一層引き立てています。
大山の裾を通って桝水へ |
日は射すけど気温は低め。
まだまだ路肩には雪が残っており、見た目も体感も寒いです。
走っている間は防寒ジャケットがあった方が良いくらい。
三ノ沢・二ノ沢・一ノ沢を横切ってどんどん西へ向かいます。
砂防ダムで補強されている3つの沢ですが、流れてきたとは思えないような大きな岩がゴロゴロしていて、土石流の破壊力がよくわかります。
この辺はなだらかな道が続いているので、だらりと流して行くと快適ですね。
サスペンションのセッティングを前回より2段ほど柔らかくしているので、細かい凹凸はバッチリ吸収してくれます。
お尻へのダメージ蓄積を緩和できればいいんだけど。
中の原 |
やっぱ、この辺はまだ寒いや。
依然路肩に雪の残る道を上ると、大山寺に着きました!
ちょっと、買う物があるのでモンベルショップへ立ち寄り、前回は通行止めだった大山ホワイトリゾート(スキー場)の方へ向かいます。
改めて見ると、さすがシーズン中は2m位は当たり前に積雪がある場所だけに、雪のないスキー場に来ると全然景色が違いますね。
リフトの位置を頼りに、現在位置を思い浮かべますが、見た目の差がありすぎて訳が分かりません。
第9リフトを過ぎると「こんな風になってたの!?」という、つづら折りの道が出現。
車だと面倒な道ですが、バイクだと楽しい。
香取付近 |
そうは言っても、山の中を走ろう!って計画だから、飲食店なんか無いことが前提。
そんなわけで、持ってきました!
ガスバーナー!&日清チキンラーメン!
麺自体にスープが付いているので、湧いたお湯にそのまま投入して3分経てばOK!1分煮込めば即OK!
これはもうインスタントではない。レギュラーソリュブリュ・・・・何でもないです。
しかし、困ったことにこのバーナー、足と缶の寸法が合っていないのか、ちょっとグラグラするんだよね。足の部材は・・・チタンか。
家では加工できんな。
まいいや。チキンラーメンも出来たし、いただきます!
ん、ちょっとスープが薄い。水が多かったか・・・(汗
カップラーメンのお湯を沸かすのは、適当に沸かしてカップに注げばよかったけど、袋麺の場合は目盛り付の鍋の方が便利ですね。
それにしても、煮込んだラーメンは熱い!風を切って走ってないと日差しで暑い!
あ~~~!あつい!あつい!
何はともあれ、御馳走様でした。
こんな場所でもへっちゃら |
この先は細い曲がりくねった山道が続きます。
途中、河原へ降りられる道があったので、ダートを超えて川縁まで降りていきます。
変な場所にも気兼ねなく行けるオフ車は便利だね。私みたいな初心者でも、多少の事ならバイクがカバーしてくれる。
さすがに川の中に入っていこうとは思いませんけど・・・。
あっ!ここで昼ご飯にすればよかった。
木陰もあるし、川のせせらぎも気持ちいいし。
テーブルにできそうな平べったい岩もあるし。
船上山 |
土山の天辺部分にだけ岩壁がある奇妙な山ですね。
何と言うか、髪型が角刈りの山って感じ。
山肌は人工的に焼いて、山の特徴を見えやすくしているんでしょう。
登山道を通って岩壁付近まで行けるみたいです。
さてさて、ここから大詰め。
地蔵峠を越えて鏡ヶ成まで帰れば、今回のミッションは完了です。
しかし・・・ここら辺の地形って、うちら近辺と似ていて何だか新鮮味がありません。
自分の住んでいる所が、ツーリングコースの真っただ中みたいなもんだから仕方ないけど。
つづら折りの道は楽しいんだけどね。
地蔵峠展望台 |
地蔵峠までやってきました!
この先を越えれば、鏡ヶ成まで戻れます。
そのまま、蒜山大山スカイラインを下って、鬼女台でソフトクリームでも食べて、蒜山I.C.から高速道路に乗ってスパーン!っと帰れたらいいなぁ・・・。
あのね。なんかね、さっきの看板に「通行止め」みたいな字が見えたような気がしたんだけど・・・気のせいだよね?
ここまで来る道すがら、工務店の人が道脇の紅白ポールを回収しているみたいなんだけど。
いやーん |
まだ開通作業中って事?
でもまぁ、さっき大型バイクの人が先に行ったし、ぼーっとしてて熊に遭遇しても困るし、色々考えてても仕方ない。
とにかく先に行ってみよう!
これぞ男の生きる道!やっほー!
うおぉぉぉぉぉ・・・・・。 |
ダメでした。
あと1区間・・・1区間を越えるだけなのに・・・。
そういえば、見たようなバイクが戻って来たっけか。
分かってはいたんだよ。最初、鏡ヶ成に着いた時からね。
でもほら、もしかしたら、もしかするかもしれないじゃない?
ダメだったけどね!!
この写真を撮っている時に、工務店の人が作業しに来て(何やってんの?)みたいな顔でこっちをチラチラ。
・・・そんな目で見ないで!!!
道の駅 犬挟 |
いいです。
ここからだと、引き返せば関金へ出られますから。
犬挟峠を越えて蒜山に帰れますから。
ちくしょー(涙
道の駅 犬挟まで帰ってきました。
ここでソフトクリームでも食べ・・・「準備中」!?
いいです。
カップのソフトクリーム風ラクトアイスを食べますから。
低脂肪で健康的ですから。
ちくしょー(涙
そういえば、燃料の赤ランプが点いてたんだった。
ここで予備の燃料を追加しておけば、計算上、家まで帰れるはずです。
予定外の回り道をしたけど、大丈夫!のはず。・・・たぶん。
ガソリンスタンドに寄ろうかどうしようかと、ドキドキしながらも無事に家に帰りつき、買い置きの燃料を注いでみると・・・あっぶねー!残量ギリギリもいいところだった事が判明!
やはり、食べられる時に食べておくという、忍者の心得は大事です。
私は忍者じゃないけど。
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