姫路城が世界遺産になったり、最近になって大河ドラマで「黒田官兵衛」が題材になって、現地も賑わっているんじゃないでしょうか?
姫路市東出張所 |
「御着城址」です。
当時、姫路城を居城とする黒田官兵衛が仕えた主君の城址です。
紆余曲折あって秀吉に滅ぼされ、さらに紆余曲折を経て今は姫路市東出張所となっています。
城址に役場があるなんて面白いですね。
史跡の保全と有効利用が出来て、一石二鳥です。
大河ドラマの影響か、広場には観光案内所が設けられており、ボランティアの方が名所旧跡の説明をしてくれます。
時系列で色々詳しく教えてくれるのですが、御免なさい、所々しか話しに付いて行けません(涙
顔出し看板GET! |
黒田家の廟所には官兵衛の祖父と母親が祭られています。
周囲には他にも当時の構造物が移築されていたりして、歴史的構造物を大事にしている地域柄が伝わってきます。
さて、ここまでが御着場周辺です。
次は、国宝、世界文化遺産の姫路城へ向かいます。
白鷺城こと姫路城 |
天守閣の屋根の修繕も終わって、全体像が見られるようになった・・・。
うわぁ・・・・ど真ん中にまだクレーンが居るよ(汗
三の丸広場 |
南の大手門をくぐると、三の丸広場に出ます。
どうよ、この・・・堂々とした・・・クレーンは・・・。
物凄く重たい物も吊っちゃうぜ!
荷渡し用にもう一機居るぜ!
下のクレーンで上のクレーンを分解・撤収して終わるまでは、しばらく期間が必要そうですね。
足場の撤去が済んで、もう邪魔になりそうな構造物は無いと思ってたんだけど、よもやクレーンが鎮座しておろうとは・・・・。
厳重なる抗議が必要だ |
三の丸広場から菱の門の手前まで行くと、姫路城天守閣を背景に記念撮影ができる看板を発見!
ここでも顔出し看板GETだ!いぇい!
・・・あれ?顔を出す穴が無いだとぉ!!
なんてこった。こういう看板の場合、大天守から顔を出すのが鉄則である。
現に訪れた観光客達は、寂しく両脇に佇んで写真を撮っているではないか。
これは決して私 一個人の趣味の問題ではない。
全国、いや、海外からも観光に来てくださっている皆さんの為にも、大天守から顔を出す穴を設けるべきである。そう訴える ゆるキャラの「しろまるひめ」の心の声が私には聞こえる!
菱の門 |
姫路城の玄関口とも云える菱の門。
櫓形式になっていて、当時は番人の詰所になっていたんでしょう。
白鷺城ともいわれる城だけあって、そこらじゅうに漆喰が使われていてます。
ちなみに岡山城は黒漆の外観で烏城と呼ばれています。
現在は鉄筋コンクリートで復元されているのですが、行ってみると中はお土産屋さんと化していて、何だか凄い違和感があって・・・。
木造で復元できるといいのにね。
財政面が相当厳しそうだけど。
百閒廊下 |
西の丸の櫓を結んで外周を回る、百間廊下に入ってみます。(土足厳禁)
「一間」は当時、本間で畳の長手方向一枚分。百間なら約198mほど。
パンフレットによると実際は121間(約240m)だそうです。
これが日本人の謙虚さか!?多分違う!!
築城時はまだ戦国時代。
各櫓には石落としなどの防衛設備が備えれれており、籠城戦にも対応できる造りになっています。最近改修したであろう渡り櫓の床板が、普通の釘で施工されているのが目立って少々残念でした。
文化財用に見た目だけでも和釘を生産してくれる所があればいいのにね。
高くつきそうだけど。
忠刻と千姫 |
百間廊下の最後まで来ました!
さすが、激動の時代を見てきた城。
登場人物も有名人ばかりです。
すみません。詳しくは知りませんが千姫です。
岡山にもゆかりの地があるのですが、私は詳しく知らないんです。すみません。
それはともかく、これを見ると秀吉の栄枯盛衰を感じてしまいますね。
海外の観光客の人が、結構喜んで顔を出して写真を撮っていました。顔出し看板本来の使い方です。すばらしい。
私は・・・まぁ、一人だし?
いやいや、誰かに撮ってもらうなんて、おこがましいので遠慮しておきます。
西の丸より天守を望む |
百間廊下を出て、塀の脇から天守を望めば、うまくクレーンに邪魔されない角度で天守閣が見えました。
改めてこの位置から見ると、常設でないクレーンの違和感が、なかなか面白味をもって観覧できます。
この先ずっと景色から消えないであろう工場の煙突とかだったらゲンナリですけど、本丸に大型重機が入るなんて、こんな光景は今しか見えないんですよね。
そう考えると、足場を解体中の姫路城も見たかったような気がしてきます。
お菊井戸 |
二の丸にやってきました。
残念ながら、この先の本丸へは工事中の為入れません。
ところで、「播州皿屋敷」はご存知でしょうか?
国家老が謀反の画策をお菊に知られた事で、大事な皿を一枚隠して、紛失の濡れ衣をお菊に着せ、その咎によりお菊を切り捨て井戸に投げ入れた。
その後、お菊は化けて出て、夜な夜な「一枚・・・二枚・・・・・・・九枚・・・一枚足りない・・・」と無くした皿を数え、国家老を悩ませて・・・
という怪談。
で、それがこの井戸だそうです。
怪談の元になった現場や、人物の詳細があるっていうのは、夏に来るには良さげな場所ですね。
せかっくなので、クレーンを消してみました~ |
大天守の屋根瓦の漆喰を塗り直し、完成直後の正に白鷺城という外観。
以前の年月を経て黒ずんだ、灰色のイメージを払拭する姿ですね。
見慣れていた人からは「白すぎて変」と思われているという話も聞きますが、こういう姿を見る事が出来るのも今の内だけですからね。
そのうち「昔は真っ白で綺麗だったんだよ」とか言うようになるから。
一枚くらいは本来の姿を観たいので、クレーンを撤去してみました。
どうやって撤去したか?
え~っと・・・人徳?
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